インドの代理出産と生

妊娠、出産という生殖の実践を大きく変容させる代理出産に対しては、賛否両論がある。他者の身体の利用はどこまで許されるのか、商業的出産は貧しい代理母の搾取にならないか、子どもを金銭契約に基づき譲渡することは許されるのか…。意見の衝突や矛盾は置き去りにされたまま、生殖医療技術の開発と利用は先行し、子どもが欲しいというニーズが...

『なぜ人と組織は変われないのか』

今年こそはと新年のはじまりに目標を立てる。だが、少し遡ってほしい。昨年立てた目標は覚えているだろうか、それはいくつ達成することができたのだろうか?考え方や行動を変えることはできただろうか? 世界の経済人が集まるダボス会議において、毎年共通しているテーマは「変化」である。世界の頭脳が集まり、さまざまなイベントや講演が開催...

未来を変えるデザイン展は何を成し遂げようとしたのか? ー開催から1年を経過してー

さて、今回の企画はいったい何をデザインしたのだろうか?展覧会を終えた後、朦朧と考えていたときに、向き合った一冊の本の中に、腑に落ちる一文が見つかった。 ”デザインとは「新たな意味」を創出することである”  『デザイン・ドリブン・イノベーション』 この一文になぞれば、未来を変えるデザイン展は、「未来を変えるために、意味を...

『都市の誕生』

ライフネット生命の出口社長は歴史と旅を愛することで有名である。(出口会長も本書の書評を書いている)そして、訪問国数ではなく、訪問した都市の数をカウントしていた。その数、1000を超える、その数え方に込めた意味を邪推してみるならば「国は単なる国境線で区切られたエリアに過ぎない、さらに歴史は浅い。しかし都市の歴史は長く、人...

積ん読リスト(2014/05/29)

頭の整理整頓のため。 時間 『脳の中の時間旅行』 『時間とは何か』 『相対性理論』 『死ぬまでに学びたい5つの物理学』 『非線形科学 同期する世界』 『SYNC』 複雑系 『排泄物と文明』 『自己組織化と進化の論理』 アート 『第一ポップ時代』 『最適化社会へ』 『荒川修作の軌跡と奇跡』 『ルネサンス』 『限界芸術論』...

【HONZ】『排泄物と文明』うんちのうんちく

HONZにレビュアーとして参加しています。※HONZは読むに値する「おすすめ本」を紹介するサイトです。 本書評のリンク先 訳者がこんなに「ウンコ」を連発したのは小学生のとき以来かもしれない ウンコが溢れているのは本書の中だけではない、世界中で溢れはじめている。約70億の人類は約4億トン近いウンコを、家畜(ニワトリ約19...

30歳、はじめてのアメリカ、その渡航記(2)-ポートランド編-

もう、アメリカから帰国して、一ヶ月以上が過ぎている。 記憶があるうちに、殴り書きをしておこう。 シアトルで一泊した翌朝、ホテルのまわりに良さげな公園があったので、散歩。 こうやって一つの街を見ただけでも、都市の立地が本当に素晴らしいと思う。開拓地だけあって、開拓民たちは都市としてもっともよいエリアを発達させてきたのだな...

SINIC理論 続編

もう、3年も前にSINIC理論についての記事を書いていた。 http://naokiyamamo.to/?p=93 そして、つい先日当時からの知識をアップデートした。 読んだ本はオムロン三代目社長の立石義雄さんが書かれた『最適化社会へ』と現会長のインタビュー記事より。直感的にオムロンという会社には心が惹かれる。この直感...

『イノベーションは新興国に学べ』

Amazon 発展著しいアジア都市部、そこから数時間車を走らせれば、経済成長の恩恵が行き届いていない牧歌的な風景がまだ残っている。しかし、注意を凝らして街を歩けばときに驚くべき発明が目に入ってくる。バイクを見事に改造したオートリキシャ、大量の荷物を運ぶための巨大な荷台(土屋のレビュー)、見慣れない形状の工具などである。...