セラピー文化の社会学

いつも間違って家に届く雑誌がある。ハーバードビジネスレビューだ。前に居住していた友人の定期購読が未だに届くのだ。気になるタイトルのときだけ袋をあけ、中身を見る。今月号をたまたま開いてみると、トップに「依存症療法が企業変革に役立つ」というコラムがあった。ここでアルコール依存症患者に対する治療法であるAA(Alcoholi...

『自己啓発の時代を読む』を読む(2)

(前回からの続きです。前回はこちら) じゃ、どうしたらいいのだ?自己啓発のメディアとどう対峙すれば、はたまた退治すればいいのか?ここら辺は、本書の結論に話を移したいと思う、(あまりにも自分に突き刺さり、明快な文章過ぎて、引用する量が増えてしまう。これが非常に気がかりだ。) 自己啓発メディアにより、自己を技術的に捉えるま...

『自己啓発の時代を読む』を読む

大学時代にあまりにも無防備に空っぽに生きていたので、いつの間にか自己啓発の迷宮に迷い込んでいた自分ですが、そのダンジョンから抜け出すきっかけを1つの本からいただきました。ずっと、自己啓発に抱いていた違和感を言語化してくれている秀逸な一冊でした。 この本を読むまでの自分がこの分野について考えていたことは、自己啓発本はステ...

歴史から学ぶ正しさと欲望について

時代によって正しさは移り変わる、欲は変わらない。 正しさはなんとも脆い。欲は状況や立場が変わるごとに移り変わるごとに、正しさは常にねじ曲げられる。 人間万事塞翁が馬である。 『センゴク』というマンガを通じて、親しみのあった織田信長、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康から、人間の本質を学ぶことができた。 当時は、下克上というグ...

実行意図を伴う精神的対照(MCII)

MCIIとは”Mental Contrasting with Implementation Intentions”の略。 ニューヨーク大学の心理学者であるガブリエル・エッティンゲンとその同僚たちが開発した手法である。 何かを成し遂げるために、モチベーションと意志力は両輪である。意志力があっても動...

物語と科学(STORY & SCIENCE)

物語と科学。 英語に訳せば、StoryとScienceなのだけれども、ここで言いたいことをもっと詳細に書き記せば、ストーリーテリングとエビデンス・ベースド・アプローチになる。 曲がりなりにも会社の経営に関わる身で、そして新規事業を考える上で、この二つは書かせない両輪になると思っている。文系と理系とも言えるのかもしれない...

動きを止めると、心が動く

最近、ようやく理解したことの話です。 しっくりこない、というもやもやした感じ、この掴めない感触はいったいなんなのだろうかと。 やっとわかった。 それは、頭で理解していても、心が動いていない、そして体も反応していないって状態だ。 んで、どうしてわかったのか? 勢いを失ったときに、再起動できなかった。もっと詳しくって、そん...

四国四県の旅(4)

観月会の感動さめやらぬ、朝。 緩やかに街を散歩した後に、宿のおいしい朝ご飯をいただく。宿のマスターには、内子の町並みを創ってきた歴史をいろいろと伺う。やはり、本に登場していた人物は、実際に話を聞いてみないと分からない、違った側面から、内子町の町並み保存のエッセンスを知ることができた。 そして、次の目的地に向かう前に、内...