未来を変えるデザイン展 -Business with SOCIAL INNOVATION in 2030-

一番最初の企画会議から、はや1年が経過しまして、ようやく形にすることができそうです。そろそろできます。

mikekozicki

サブタイトルに入っている Social Innovation,ちょっと複雑な概念ですが、2007年に執筆した卒業論文のテーマでもありました。本当に、故ステーィブ・ジョブズが言ったConnecting dotsじゃないですが、人生は、どんな風につながっていくか?わかったものではありません。

2007年当時は、社会起業の芽が生まれ始めた頃、ソーシャルイノベーションもコトバだけが上滑りしているころでした、そして、当時は社会起業と関係の深い定義だったと記憶しています。それが時を経て、規模の大小を超えて、企業や行政を含め、広がってきたんだとぼんやりとその流れをみつめてきました。今、僕が一番、しっくり来るソーシャルイノベーションの定義は以下です。

社会問題に対する革新的な解決法。既存の解決法より効果的・効率的かつ持続可能であり、創出される価値が社会全体にもたらされるもの。

そして、未来を変えるデザイン展は、企業による“社会課題を解決する取り組み”が社会に徐々に生まれつつあるけれども、社会に企業内に認知されていない、浸透していない状況を変えるべくスタートした取組みでした。東日本大震災が発生して、一年と少しが経過したタイミングで社会的な課題に対するアテンションも高まりつつある状況でした。そこで、企業の取組みを、国内を中心にリサーチキュレーションし、企業の皆様に面会に行くという地道な取組みからスタートしました。

社会問題と言っても、人口爆発、貧困、環境破壊、エネルギー問題、高齢化社会、コミュニティの崩壊…など私たちが直面する社会課題は、あらゆる分野に広がり、現在の生活に影響を与えるだけでなく、次世代への負の遺産になっています。そして、その問題に取り組むにあたり、因果関係や相関関係は単純なものではなく、複雑化し、一人で理解できる容量をオーバーしていることは間違いありません。

これらの社会課題に挑み、未来の社会システムをデザインするのはだれか?
社会課題解決の先に広がる新しいマーケットは、誰が構想するのか?

そういった疑問に立ち止まって考えてみると、大企業が持つリソースや潜在的な可能性を開花させることが、一番の近道だと感じるようになりました。本当に近道か?はこれから確かめる次第です。

Naoki Yamamoto
1983年12月25日 石川県生まれ。野球漬けの高校生活を経て、北海道大学農学部に入学。「スノーボード、旅、読書」の三種の神器に明け暮れる。卒業後、システム会社に営業職で入社。 2009年株式会社グランマを立ち上げ。1年後に発展途上国の貧困層に必要なデザインやサービスを展示する「世界を変えるデザイン展」を六本木で開催、2万人を動員。2014年12月に退職し、現在無職。仕事の傍ら、ノンフィクション書評サイトHONZに参加中。

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