ソーシャルビジネスとデザイン

こんにちは。山本です。

よく仕事の動機を聞かれます。とりわけ聞かれて困るのは、まったく僕の仕事に興味はないけど、親切心で聞いてくる地元の友人や先輩たち。なんで大学まで(しかも遠く北海道の)出て、そんな儲からなそうよくわからないことをやるの?って。まぁ、確かにそれほどすごく儲かっているわけではないので、的を得た意見です。明らかに大学を卒業した僕よりも、高校を卒業して地元の一部上場企業に入社した両親のほうが金銭的に豊かです。

しかし、幸いにして両親は2人とも高卒で、姉は公務員なので、そもそも僕のやっていることは理解していないし、そんなことは聞いてきません。もちろん、2人の祖母にも説明できる見込みはありません。プラグマティックのなさが露呈しています。Grand Motherテスト不合格です。さて、そういった葛藤は日々ありますが、単純に自分が興味を持ったコトが違っただけで、何にも高尚でもないです。臭いものにフタができなかっただけです。やりたかった仕事が当時得られることができなかったので、会社を創りました。それがグランマです。その興味関心と衝動による行動は時代性を反映していると思います。先日、社会イノベーター公志園のメンターMTGにて、不意にそのようなことを言われて、的を得ているなと思った次第です。

では、本題に。本記事のタイトル、お仕事としていただいた講演のタイトルでした。曖昧模糊な2つを並べた内容を20分でしゃべるというチャレンジ。そのアプローチとして、交通事故のように出会ったこの2つの言葉との出会いを思い出すことにしました。ソーシャルビジネス(正確にはソーシャルイノベーション)は大学最終年に、デザインは社会人1年目に。見過ごせば、なんとでもないことだったのですが、感受性が豊かだったんでしょう。真っ正面から受け止めてしまった、22歳と23歳の私。

そのまま、各方面に迷惑をかけながら、言葉もしっかりと定義せずに、右往左往しながらまっしぐらに走ってきて、7年目。「ソーシャルビジネスとデザイン」講演テーマをいただくまでになりました。要するに、「すげーっ!」って感動だったんです、この2つにであったときに僕を動かした衝動は。だけど、何が「すげーっ!」だったのかは、言語化しなければ伝わりません、それをなんとか事前の準備団体で、言語化して伝えることができました。おそらく。

どちらも、ポップな言葉として、未来への期待が込められて、ビジネス世界に流行のように流通しています。とりわけ、ソーシャルビジネスは「善き社会」をつくるコトを追求することになります。社会の課題は目指すべき「善き社会」があるからこそ、課題として抽出されます。善き社会は時代によって移ろいます、そして社会課題も移ろいます。そうやってまた学ぶべきことが明らかになる、そんな抜け出せないループをぐるぐる回っています。

今は、その根底にある社会システムや経済システムについても、深く学んでいく必要性を感じる日々です。マルクス、新自由主義、コスモポリタニズム…

ではっ!

Naoki Yamamoto
1983年12月25日 石川県生まれ。野球漬けの高校生活を経て、北海道大学農学部に入学。「スノーボード、旅、読書」の三種の神器に明け暮れる。卒業後、システム会社に営業職で入社。 2009年株式会社グランマを立ち上げ。1年後に発展途上国の貧困層に必要なデザインやサービスを展示する「世界を変えるデザイン展」を六本木で開催、2万人を動員。2014年12月に退職し、現在無職。仕事の傍ら、ノンフィクション書評サイトHONZに参加中。

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