ニートである不安の虫との戦い

(妄想含む、私感です)

不安になる、ということは生きる人にとって日常であり、当たり前のことだ。けれども、一つのことに対して不安なことが何日も続く、ということはそうめったにない。しかし、そんな日々がまさか、突如自分にもやってきたのだ。

人間の不幸はすべてただ一つのこと、すなわち、部屋の中に静かにとどまっていられないことに由来する

パスカルが言ったことは真実で、だいたい僕も家の中でじっとしていることができないから、外に飛び出してしまう。

話がそれたが、いったいこれほどまでに長期間(数週間)にわたる不安の原因というのは、どこに起因するのだろうか、数時間くらい、ソファーに横たわり考えてみた。

ひとまず、原因となっているのは、強者がより強者になっていくテクノロジーと資本の関係、そして新しく古いトレンドの人工知能やロボット、日本の国際的な地位低下など、自分では変えることもできない悲観的な未来予測がある。その先にある奇跡の一億総中流社会から、資本主義の下では当たり前の格差が広がっていく社会がやってくることに対する不安である。そして、この先、どのように生きるのか?という選択。

参考:未来は、人類が予測する以上に悪くならない

しかし、想像以上に未来は悪くならない、というので安心はしている。それでも、格差が広がっていくことは悲観的な予測ではないと思う。

だから、格差について考えてみた。エビデンスもないが、イメージとして、0.5%の超富裕層、4.5%の富裕層、15%の富裕層に仕える中流階級、80%のその他、に経済的な階層は分かれるだろうと予測している。そもそも悩める選択というのは、最後の二つのどちらかに進むかである。これは幻想に過ぎないといえばそれまでだが、ポジティブに楽観的に考えることを一時的に放棄している僕からはこれが冷静な現状認識と未来予測である。もちろん、15%の席は限られているため、競争は限りなく激しい、いつ振り落とされるかはわからないし、グローバルな競争と人工知能との戦いにさらされていく領域だ。そして、残りの80%だって決して競争がないわけではなく、20%と同様に厳しい戦いが待っている、社会保障などの制度でまかないきれない状態になれば、この80%の大半は壊滅的な事態を免れない。どちらにしろ、いわゆる「逃げきれない世代」に属しているので、経済的に明るい未来は描きにくい。

この認識が不安なほうへと心持ちを追いやるのだ。それは、その他への道を選んだ先には、他の道へのルートは絶たれていそう、というおおよそ正確な見込みである。そして、仮に中流階級にへばりついていこうとしたときには、それよりも上の世界へのアクセスがあるわけではなく、ただ二択をキープして、選択肢を持ち合わせているだけだということ。

次に中流階級にへばりつこうとするのはなぜか、考えてみた。大手製造業に定年まで勤めた父親の背中を見て育った影響が強い。そんなのもう振り切れって話だが、冷静に自己分析をして、そのような結論に達した。親の職業を基準に自分の立ち位置を測定していたという事実に。このバイアスに気づいた現在は、状況や時代の違いなどを検討し、その影響下からは80%ほど脱した。100%は無理だろう、過去は変えられないし、かけがえのない思い出を変えたいとも思わない。

さて、不安の原因はおおよそ深いところで突き止めることができた。

さて、どちらの道を選ぶか。そうなったときに、完全な無為な状態でいる自分と欲に溢れた自分がいる。ただ、どちらにしろ日本においては、どちらの選択をしようと死ぬことはない。スノーボードで死ぬ確率の方が絶対に高い。ビジネスやキャリアなんかでは、失敗しても死なない。

でも、日本人に生まれた時点で大丈夫ですよ。だって死なないですもん。僕が起業したのは、「死なない」とわかったから。餓死することは無いだろうなと。考えたら起業のリスクって無いんですよ。実はお金もそんなにいらないんじゃないかと。お金無いなりに、小さい範囲でちゃんと利益をうむ形を追求することをやるべきですね。利益は事業の価値が定量化されてわかりやすいからいいですよね。それをしっかりと、いまいる立場から、一歩一歩実証していくプロセスが、色んな価値を生み出していく。(クックパッド:佐野氏

とわかっていても、見栄や承認欲求が邪魔をしてドラスティックな選択を検討するには至っていない。こんなところにも、不安の種は隠れている。だけど、どんなにドラスティックな選択をしようとも、死なないのである。家族が困ることは間違いがないが、それは生死とは直接は関係しない。たぶん、恥を忍べばいいだけだ。路頭に迷いながら、頭をさげて歩いているに過ぎない。それがどうしたことか。(←2015年6月現在、ここまで心を取り戻している)

ようやく不安の原因が断定でき、じゃあどうするのか?ってことについて、前向きに考えられるようになった。顔をあげて走り出すことができそうである、軽やかにスキップした、今日の夕方、夕焼けも綺麗に焼けて背中を押してくれたようだ。

自分が最初に持つ資本は自分です。
自分を資本に、何かしらを生み出し、利益を得る、という一歩をまず経験するべきかなと。資本が必要な時って、事業をスケールさせる時とか、結構限られてると思うんですよね。そこを勘違いして先に潤沢な資金を用意しちゃうと、今度はお金使うの大変ですからね。資金が泳いでるのって自分が使えてないから。お金使っても利益生み出せない人が集まってもしょうがないです。今持っている資本から、利益を生み出すことが大事。(クックパッド:佐野氏