西田幾多郎記念哲学館 夏期哲学講座 2015

8/22-25の4日間、石川県かほく市宇ノ気町にある、西田幾多郎記念哲学館で開催された「夏期哲学講座」に参加してきた。本格的な長期セミナーに参加したのは、大学受験直前の冬季セミナー以来だろう、そもそもそれが比較対象として適切かどうかは別にして。

理系人間で、大学の途中で学部内文転をしたような学生時代、正直なところ、体系立てて勉強した記憶がない。行き当たりばったりで、ほとんどがその場しのぎだった。もしくは、多読乱読雑読により、非体系的ではあるが、分散ネットワークのように知識が広がった現在からみたときに、本当に何もわかっていなかったと言う風に、過去を美化ならぬ悪化させるよう脳内をコントロールし、現在の成長を一人誇らしげに思っているのかもしれない。どちらでもよい。

さて、3泊4日で受講したセミナーと参加したゼミ(2,5)一覧と参考文献である。(※参考文献は宿題ではない)

1.西田哲学と現代

2.『善の研究』の第一編第一章を読む

3.明治大正期の思想と西田哲学―「認識論」をめぐって

4.鈴木大拙における「禅」と「哲学」ーなぜ「哲学」ではなかったのか

5.「歴史」という視点から西田哲学を読み直す

6.西田哲学と弁証法、再考


とにかく、朝の9時から18時まで、みっちりのスケジュール。ゼミは各5時間が2回、セミナーは2時間弱が4本。合間合間に展示を見つつ、参加者の研究発表を聞く。昼食が2回、夕食が3回、それぞれ給食センターからの食事やお弁当が付いて17000円(交通費宿泊費は別)。安い。合宿スタイルで参加されている方々は、朝まで生議論を続けている猛者もいるようだ。ちなみに、男性が8割強、平均年齢は50-60歳の間、参加者の半数弱は60歳以上である。学生で参加する20代の層も厚く、働き盛りの30-40代はマイノリティーだった。

(たぶん、続く)

Yamapantsu

システム会社に勤務後、2009年に発展途上国の課題解決を目指した株式会社Granmaを創業。複数の展覧会を開催し、デザイン領域と社会課題の接点を創る活動に注力。現在は「学び」領域にキャリアチェンジ。 趣味は本を読み、人に会い、たまに雪山に行くこと。 2011年よりノンフィクション書評サイトHONZのメンバー。