月と山

われわれが月を目指して、山を登る。月に到達するだろうと考えるのは妄想だ。山は果てしない。しかし、どこまで歩もうとも、月は常にわれわれと共にある。
鈴木大拙

月はときに雲に隠れる。いや、我々が月に雲をかけて見えなくさせているのであって、見なくなったと考えるのは傲慢だ。月は常にわれわれと共にある。見ようとするか、どうかだけが問われている。

手がかりになるのは、薄い月明かり。

Naoki Yamamoto
1983年12月25日 石川県生まれ。野球漬けの高校生活を経て、北海道大学農学部に入学。「スノーボード、旅、読書」の三種の神器に明け暮れる。卒業後、システム会社に営業職で入社。 2009年株式会社グランマを立ち上げ。1年後に発展途上国の貧困層に必要なデザインやサービスを展示する「世界を変えるデザイン展」を六本木で開催、2万人を動員。2014年12月に退職し、現在無職。仕事の傍ら、ノンフィクション書評サイトHONZに参加中。